今のところ、ただの自由帳 たまに二次小説とか書くかも
2024/04/27 (Sat)
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2013/07/24 (Wed)
短編「番外聖遺物1」
近未来。
日本のとある都市に、悲鳴と怒号が響いていた。
「に、逃げろぉ!」
「死にたくない、死にたくない!」
「なんで俺がノイズに……」
人々が、襲いくるノイズから逃げ惑っていた。その足で炭化した元人間を踏みしめながら。
自衛隊は未だ到着せず、警官が発砲することで応戦するのが精一杯といった状況だった。
しかし、命中したはずの弾丸は虚しくノイズをすり抜けていく。
「くそっ!やっぱ効かねぇか」
ノイズの特性、位相差障壁であった。簡単にいえば、ノイズに物理攻撃は効果がないのだった。
手にアイロンを持ったような姿をした人型ノイズは、警官に少し歩み寄ると自身を槍状に変化させ、警官を貫いた。
「がっ……」
二の句を継ぐ間もなく、警官は炭化消滅してしまった。それを近くで見ていた少女は腰を抜かしてしまう。
新たなカエル型ノイズが少女に這い寄る。
「いや……いやぁ!来ないで!誰か!」
泣き叫ぶ少女。ノイズは止まらない。
その時、歌が響いた。
「Croitzal ronzell ampan tron...」
少女の上空を、オレンジ色の光が染め上げる。次の瞬間、少女を狙うノイズが爆散した。
「大丈夫?よく頑張ったね」
掛けられた言葉に、少女はただ頷くことしかできなかった。
それは青年だった。赤色のヘッドセットに茶色のマント、真っ赤な鎧に黄色いニコニコマーク。
それは、かの有名な英雄の姿そのものであった。
―何のために生まれて 何をして生きるのか?―
青年は歌い始める。その身のギアが輝きを増す。ノイズの群れに飛び込むと、腕を振り回して周囲のノイズを炭化させた。
―答えられないなんて そんなのは嫌だ!―
青年に狙いを定めたノイズたちは、その身を槍状に変化させて青年に特攻をかける。
青年はマントを翻すだけ。マントに突き刺さるノイズたちは次々と炭化消滅してゆく。
―今を生きることで 熱い心燃える―
マントを戻し、青年は飛ぶ。空中から人間を狙う鳥型ノイズを拳で砕く。砕く。また砕く。
―だから君は行くんだ 微笑んで―
鳥型ノイズを片付け終わると、青年は今回のノイズの親玉であるらしいひときわ大きな芋虫型ノイズを発見、そこに向かって加速する。
「わぁ、すごーい!」
救われた少女は、瞳を輝かせた。大人でもまるで歯が立たないノイズをいとも簡単に屠る姿は、少女に希望を与えるには十分だった。少女の周りには、ただ炭化した『ノイズだったもの』が散らばっているだけだった。
―そうだ嬉しいんだ 生きる喜び―
芋虫型ノイズの周りに集う小型ノイズたちをめがけて、青年は急降下を始めた。
それに気付いたノイズたちは特攻を仕掛けるが、急降下キックによって次々と炭化される。
―たとえ 胸の傷が痛んでも―
青年が着地すると、芋虫型ノイズは小型ノイズを大量に吐き出した。青年は顔をしかめるも、すぐさま飛びかかりマントを身に巻き付けて高速回転を始めた。生み出されたノイズが次々に消滅する。
―ああアンパンマン 優しい君は―
ノイズが吐き出されなくなる。青年は回転をやめ、芋虫型ノイズに向けて大きくジャンプした。
残るノイズはこの大型一体のみ。青年の右腕の装甲が変形し、黄色に染まった回転式ブーストユニットーアームドギアーが現れた。右腕を振りかぶる。アームドギアが回転を始める。
―行け!みんなの夢守るため―
アームドギアの回転による推進力そのままに、青年の右拳は芋虫型ノイズに直撃した。
【アンパンチ】
アンパンチの衝撃はノイズを突き抜け、その巨体を一気に炭化消滅へと追い込んだ。
青年は地面に降り立つ。あたりにノイズの気配はない。ここのノイズは片付いたのだろう。
遠く救助活動を行う声を聴きながら、青年は飛び去ったのだった。
元ネタは、診断メーカーです。
ギア診断で2日連続「アンパンマンの顔の欠片」が出たので勢いで書いてしまいました(笑)
急ごしらえだから適当に書ききってしまったが、どうなんだろうか……?
戦闘描写が拙いですね。あと、歌いながら戦ってるのを表現するのがめちゃくちゃ難しい。
これについては、本編を書くときの参考になりました。歌いながら戦ってることにして詳しくは書きません。
それにしても戦闘描写とシメがパッとしないなあ……
日本のとある都市に、悲鳴と怒号が響いていた。
「に、逃げろぉ!」
「死にたくない、死にたくない!」
「なんで俺がノイズに……」
人々が、襲いくるノイズから逃げ惑っていた。その足で炭化した元人間を踏みしめながら。
自衛隊は未だ到着せず、警官が発砲することで応戦するのが精一杯といった状況だった。
しかし、命中したはずの弾丸は虚しくノイズをすり抜けていく。
「くそっ!やっぱ効かねぇか」
ノイズの特性、位相差障壁であった。簡単にいえば、ノイズに物理攻撃は効果がないのだった。
手にアイロンを持ったような姿をした人型ノイズは、警官に少し歩み寄ると自身を槍状に変化させ、警官を貫いた。
「がっ……」
二の句を継ぐ間もなく、警官は炭化消滅してしまった。それを近くで見ていた少女は腰を抜かしてしまう。
新たなカエル型ノイズが少女に這い寄る。
「いや……いやぁ!来ないで!誰か!」
泣き叫ぶ少女。ノイズは止まらない。
その時、歌が響いた。
「Croitzal ronzell ampan tron...」
少女の上空を、オレンジ色の光が染め上げる。次の瞬間、少女を狙うノイズが爆散した。
「大丈夫?よく頑張ったね」
掛けられた言葉に、少女はただ頷くことしかできなかった。
それは青年だった。赤色のヘッドセットに茶色のマント、真っ赤な鎧に黄色いニコニコマーク。
それは、かの有名な英雄の姿そのものであった。
―何のために生まれて 何をして生きるのか?―
青年は歌い始める。その身のギアが輝きを増す。ノイズの群れに飛び込むと、腕を振り回して周囲のノイズを炭化させた。
―答えられないなんて そんなのは嫌だ!―
青年に狙いを定めたノイズたちは、その身を槍状に変化させて青年に特攻をかける。
青年はマントを翻すだけ。マントに突き刺さるノイズたちは次々と炭化消滅してゆく。
―今を生きることで 熱い心燃える―
マントを戻し、青年は飛ぶ。空中から人間を狙う鳥型ノイズを拳で砕く。砕く。また砕く。
―だから君は行くんだ 微笑んで―
鳥型ノイズを片付け終わると、青年は今回のノイズの親玉であるらしいひときわ大きな芋虫型ノイズを発見、そこに向かって加速する。
「わぁ、すごーい!」
救われた少女は、瞳を輝かせた。大人でもまるで歯が立たないノイズをいとも簡単に屠る姿は、少女に希望を与えるには十分だった。少女の周りには、ただ炭化した『ノイズだったもの』が散らばっているだけだった。
―そうだ嬉しいんだ 生きる喜び―
芋虫型ノイズの周りに集う小型ノイズたちをめがけて、青年は急降下を始めた。
それに気付いたノイズたちは特攻を仕掛けるが、急降下キックによって次々と炭化される。
―たとえ 胸の傷が痛んでも―
青年が着地すると、芋虫型ノイズは小型ノイズを大量に吐き出した。青年は顔をしかめるも、すぐさま飛びかかりマントを身に巻き付けて高速回転を始めた。生み出されたノイズが次々に消滅する。
―ああアンパンマン 優しい君は―
ノイズが吐き出されなくなる。青年は回転をやめ、芋虫型ノイズに向けて大きくジャンプした。
残るノイズはこの大型一体のみ。青年の右腕の装甲が変形し、黄色に染まった回転式ブーストユニットーアームドギアーが現れた。右腕を振りかぶる。アームドギアが回転を始める。
―行け!みんなの夢守るため―
アームドギアの回転による推進力そのままに、青年の右拳は芋虫型ノイズに直撃した。
【アンパンチ】
アンパンチの衝撃はノイズを突き抜け、その巨体を一気に炭化消滅へと追い込んだ。
青年は地面に降り立つ。あたりにノイズの気配はない。ここのノイズは片付いたのだろう。
遠く救助活動を行う声を聴きながら、青年は飛び去ったのだった。
元ネタは、診断メーカーです。
ギア診断で2日連続「アンパンマンの顔の欠片」が出たので勢いで書いてしまいました(笑)
急ごしらえだから適当に書ききってしまったが、どうなんだろうか……?
戦闘描写が拙いですね。あと、歌いながら戦ってるのを表現するのがめちゃくちゃ難しい。
これについては、本編を書くときの参考になりました。歌いながら戦ってることにして詳しくは書きません。
それにしても戦闘描写とシメがパッとしないなあ……
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特に戦闘終了後が適当すぎたかな、と思ってます
出典というと、この場合
©やなせたかし
でいいんですかね?