今のところ、ただの自由帳 たまに二次小説とか書くかも
カテゴリー「小説包括」の記事一覧
- 2024.04.27 [PR]
- 2013.08.02 番外聖遺物「アンパンマンの顔の欠片」の注釈
- 2013.07.24 短編「番外聖遺物1」
- 2013.07.22 そういえば
- 2013.07.19 割といけそうなプロローグ
- 2013.06.29 東方暴月録(仮)
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今更だけど、かるーく解説みたいなことをしてみる
まず、アンパンマンの顔の欠片は異世界のもの。突飛すぎる設定だけど。
別の世界で実在したアンパンマンの顔の欠片がこちらの世界で化石化、それを日本の片田舎の聖遺物発掘チームが発見。時期はシンフォギア一期本編中。本編終了後、青年の歌に顔の欠片が反応、その時に近くにいた研究員がたまたまフィーネの血族で、欠片から発せられるアウフヴァッヘン波形を浴びて目覚めるも、櫻井了子と混ざった状態で発現。自ら唱えた櫻井理論でアンパンマンのシンフォギアを作り、青年が装者として戦っている……
ってな設定(後付け)
ちなみに、なんで戦「姫」絶唱なのに主人公が男なのかというと、単純に私が
少年→青年→男性
少女→女性
だと思っていて、先に少女を出してしまったので青年と同じ年頃の女性は少女なのに少女が2人出てきて、さらに区別がしづらかったから、という理由です
今は幼女→少女→女性
になったので解決しました
まず、アンパンマンの顔の欠片は異世界のもの。突飛すぎる設定だけど。
別の世界で実在したアンパンマンの顔の欠片がこちらの世界で化石化、それを日本の片田舎の聖遺物発掘チームが発見。時期はシンフォギア一期本編中。本編終了後、青年の歌に顔の欠片が反応、その時に近くにいた研究員がたまたまフィーネの血族で、欠片から発せられるアウフヴァッヘン波形を浴びて目覚めるも、櫻井了子と混ざった状態で発現。自ら唱えた櫻井理論でアンパンマンのシンフォギアを作り、青年が装者として戦っている……
ってな設定(後付け)
ちなみに、なんで戦「姫」絶唱なのに主人公が男なのかというと、単純に私が
少年→青年→男性
少女→女性
だと思っていて、先に少女を出してしまったので青年と同じ年頃の女性は少女なのに少女が2人出てきて、さらに区別がしづらかったから、という理由です
今は幼女→少女→女性
になったので解決しました
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近未来。
日本のとある都市に、悲鳴と怒号が響いていた。
「に、逃げろぉ!」
「死にたくない、死にたくない!」
「なんで俺がノイズに……」
人々が、襲いくるノイズから逃げ惑っていた。その足で炭化した元人間を踏みしめながら。
自衛隊は未だ到着せず、警官が発砲することで応戦するのが精一杯といった状況だった。
しかし、命中したはずの弾丸は虚しくノイズをすり抜けていく。
「くそっ!やっぱ効かねぇか」
ノイズの特性、位相差障壁であった。簡単にいえば、ノイズに物理攻撃は効果がないのだった。
手にアイロンを持ったような姿をした人型ノイズは、警官に少し歩み寄ると自身を槍状に変化させ、警官を貫いた。
「がっ……」
二の句を継ぐ間もなく、警官は炭化消滅してしまった。それを近くで見ていた少女は腰を抜かしてしまう。
新たなカエル型ノイズが少女に這い寄る。
「いや……いやぁ!来ないで!誰か!」
泣き叫ぶ少女。ノイズは止まらない。
その時、歌が響いた。
「Croitzal ronzell ampan tron...」
少女の上空を、オレンジ色の光が染め上げる。次の瞬間、少女を狙うノイズが爆散した。
「大丈夫?よく頑張ったね」
掛けられた言葉に、少女はただ頷くことしかできなかった。
それは青年だった。赤色のヘッドセットに茶色のマント、真っ赤な鎧に黄色いニコニコマーク。
それは、かの有名な英雄の姿そのものであった。
―何のために生まれて 何をして生きるのか?―
青年は歌い始める。その身のギアが輝きを増す。ノイズの群れに飛び込むと、腕を振り回して周囲のノイズを炭化させた。
―答えられないなんて そんなのは嫌だ!―
青年に狙いを定めたノイズたちは、その身を槍状に変化させて青年に特攻をかける。
青年はマントを翻すだけ。マントに突き刺さるノイズたちは次々と炭化消滅してゆく。
―今を生きることで 熱い心燃える―
マントを戻し、青年は飛ぶ。空中から人間を狙う鳥型ノイズを拳で砕く。砕く。また砕く。
―だから君は行くんだ 微笑んで―
鳥型ノイズを片付け終わると、青年は今回のノイズの親玉であるらしいひときわ大きな芋虫型ノイズを発見、そこに向かって加速する。
「わぁ、すごーい!」
救われた少女は、瞳を輝かせた。大人でもまるで歯が立たないノイズをいとも簡単に屠る姿は、少女に希望を与えるには十分だった。少女の周りには、ただ炭化した『ノイズだったもの』が散らばっているだけだった。
―そうだ嬉しいんだ 生きる喜び―
芋虫型ノイズの周りに集う小型ノイズたちをめがけて、青年は急降下を始めた。
それに気付いたノイズたちは特攻を仕掛けるが、急降下キックによって次々と炭化される。
―たとえ 胸の傷が痛んでも―
青年が着地すると、芋虫型ノイズは小型ノイズを大量に吐き出した。青年は顔をしかめるも、すぐさま飛びかかりマントを身に巻き付けて高速回転を始めた。生み出されたノイズが次々に消滅する。
―ああアンパンマン 優しい君は―
ノイズが吐き出されなくなる。青年は回転をやめ、芋虫型ノイズに向けて大きくジャンプした。
残るノイズはこの大型一体のみ。青年の右腕の装甲が変形し、黄色に染まった回転式ブーストユニットーアームドギアーが現れた。右腕を振りかぶる。アームドギアが回転を始める。
―行け!みんなの夢守るため―
アームドギアの回転による推進力そのままに、青年の右拳は芋虫型ノイズに直撃した。
【アンパンチ】
アンパンチの衝撃はノイズを突き抜け、その巨体を一気に炭化消滅へと追い込んだ。
青年は地面に降り立つ。あたりにノイズの気配はない。ここのノイズは片付いたのだろう。
遠く救助活動を行う声を聴きながら、青年は飛び去ったのだった。
元ネタは、診断メーカーです。
ギア診断で2日連続「アンパンマンの顔の欠片」が出たので勢いで書いてしまいました(笑)
急ごしらえだから適当に書ききってしまったが、どうなんだろうか……?
戦闘描写が拙いですね。あと、歌いながら戦ってるのを表現するのがめちゃくちゃ難しい。
これについては、本編を書くときの参考になりました。歌いながら戦ってることにして詳しくは書きません。
それにしても戦闘描写とシメがパッとしないなあ……
日本のとある都市に、悲鳴と怒号が響いていた。
「に、逃げろぉ!」
「死にたくない、死にたくない!」
「なんで俺がノイズに……」
人々が、襲いくるノイズから逃げ惑っていた。その足で炭化した元人間を踏みしめながら。
自衛隊は未だ到着せず、警官が発砲することで応戦するのが精一杯といった状況だった。
しかし、命中したはずの弾丸は虚しくノイズをすり抜けていく。
「くそっ!やっぱ効かねぇか」
ノイズの特性、位相差障壁であった。簡単にいえば、ノイズに物理攻撃は効果がないのだった。
手にアイロンを持ったような姿をした人型ノイズは、警官に少し歩み寄ると自身を槍状に変化させ、警官を貫いた。
「がっ……」
二の句を継ぐ間もなく、警官は炭化消滅してしまった。それを近くで見ていた少女は腰を抜かしてしまう。
新たなカエル型ノイズが少女に這い寄る。
「いや……いやぁ!来ないで!誰か!」
泣き叫ぶ少女。ノイズは止まらない。
その時、歌が響いた。
「Croitzal ronzell ampan tron...」
少女の上空を、オレンジ色の光が染め上げる。次の瞬間、少女を狙うノイズが爆散した。
「大丈夫?よく頑張ったね」
掛けられた言葉に、少女はただ頷くことしかできなかった。
それは青年だった。赤色のヘッドセットに茶色のマント、真っ赤な鎧に黄色いニコニコマーク。
それは、かの有名な英雄の姿そのものであった。
―何のために生まれて 何をして生きるのか?―
青年は歌い始める。その身のギアが輝きを増す。ノイズの群れに飛び込むと、腕を振り回して周囲のノイズを炭化させた。
―答えられないなんて そんなのは嫌だ!―
青年に狙いを定めたノイズたちは、その身を槍状に変化させて青年に特攻をかける。
青年はマントを翻すだけ。マントに突き刺さるノイズたちは次々と炭化消滅してゆく。
―今を生きることで 熱い心燃える―
マントを戻し、青年は飛ぶ。空中から人間を狙う鳥型ノイズを拳で砕く。砕く。また砕く。
―だから君は行くんだ 微笑んで―
鳥型ノイズを片付け終わると、青年は今回のノイズの親玉であるらしいひときわ大きな芋虫型ノイズを発見、そこに向かって加速する。
「わぁ、すごーい!」
救われた少女は、瞳を輝かせた。大人でもまるで歯が立たないノイズをいとも簡単に屠る姿は、少女に希望を与えるには十分だった。少女の周りには、ただ炭化した『ノイズだったもの』が散らばっているだけだった。
―そうだ嬉しいんだ 生きる喜び―
芋虫型ノイズの周りに集う小型ノイズたちをめがけて、青年は急降下を始めた。
それに気付いたノイズたちは特攻を仕掛けるが、急降下キックによって次々と炭化される。
―たとえ 胸の傷が痛んでも―
青年が着地すると、芋虫型ノイズは小型ノイズを大量に吐き出した。青年は顔をしかめるも、すぐさま飛びかかりマントを身に巻き付けて高速回転を始めた。生み出されたノイズが次々に消滅する。
―ああアンパンマン 優しい君は―
ノイズが吐き出されなくなる。青年は回転をやめ、芋虫型ノイズに向けて大きくジャンプした。
残るノイズはこの大型一体のみ。青年の右腕の装甲が変形し、黄色に染まった回転式ブーストユニットーアームドギアーが現れた。右腕を振りかぶる。アームドギアが回転を始める。
―行け!みんなの夢守るため―
アームドギアの回転による推進力そのままに、青年の右拳は芋虫型ノイズに直撃した。
【アンパンチ】
アンパンチの衝撃はノイズを突き抜け、その巨体を一気に炭化消滅へと追い込んだ。
青年は地面に降り立つ。あたりにノイズの気配はない。ここのノイズは片付いたのだろう。
遠く救助活動を行う声を聴きながら、青年は飛び去ったのだった。
元ネタは、診断メーカーです。
ギア診断で2日連続「アンパンマンの顔の欠片」が出たので勢いで書いてしまいました(笑)
急ごしらえだから適当に書ききってしまったが、どうなんだろうか……?
戦闘描写が拙いですね。あと、歌いながら戦ってるのを表現するのがめちゃくちゃ難しい。
これについては、本編を書くときの参考になりました。歌いながら戦ってることにして詳しくは書きません。
それにしても戦闘描写とシメがパッとしないなあ……
情報を完全にするという意味では
シンフォギアGが終わるまで待った方がより完璧になるか
先に書いたところで新しく公式で過去話出たらいやだし。参考にはしたいから
シンフォギアに関わるとこから先は保留しようそうしよう
シンフォギアGが終わるまで待った方がより完璧になるか
先に書いたところで新しく公式で過去話出たらいやだし。参考にはしたいから
シンフォギアに関わるとこから先は保留しようそうしよう
薄暗い部屋だった。
おびただしい数の計器類が壁に並び、そのうちのいくつかが淡い緑の光を放っている。
かろうじてあたりが見回せる程度には明るい部屋。
少女が目覚めたのは、そんな空間だった。
(…………)
少女は宙に浮かんでいた。おもむろに手を伸ばす。なにか硬いものに触れる。
周囲を見回して、少女は自分が円柱形の生体ポッドのようなものの中にいることを理解した。
ポッドの中は培養液のようなもので満たされており、少女はそこに浮かんでいるのだった。
(ここ…どこ…?)
ポッドのガラス面を軽く叩いてみる。すると、緑の光を放っていた計器類のうち幾つかが赤く点滅を始めた。
アラームが鳴っている。ポッドの底面、外部とつながった排水溝が開き、ゴボゴボと音を立てながら培養液が排出されてゆく。
その様子を、少女は怯えたようすで眺めているしかなかった。
排水が終わると、ガラスの壁面が上にせりあがった。少女は恐る恐る足を踏み出す。
生ぬるい風が、その身に何も纏っていない少女の幼い肢体を撫でる。ブロンドの長髪が揺れる。
「ひゃっ」
身体を駆け巡る何とも言えぬ気持ち悪さは一瞬だけで、適温だとわかった部屋の中を少女は歩く。少女の歩くぺたりぺたりという音だけが響く。
どうやら、なにかの実験室のようだった。用途の分からないコードがいくつも床を這いまわり、なにも映さない巨大なディスプレイがいくつも並んでいる。研究室のような設備も兼ね備えているらしい。
しばらく歩き回り、少女はようやく扉を見つけた。自動式らしいスライドドア。
動力は生きているようで、重厚な金属製の扉の表面には白い光の線がいくつも走っていた。
「……っ」
少女は一瞬ためらったものの、気を取り直した。唾を飲み込む。扉に手を伸ばす。
その手が扉に触れた瞬間、重く機械の駆動音が響いた。錆びた歯車を回すような音と共に、扉が左右に開いていく。
少女は光に包まれた。
こんな感じで。
これ一応、二次創作です。元ネタ何かわかるかな?
こいつの続きはもう浮かんでいます。
皮肉にも、レポートを書き始めると今まで悩んでも出てこなかった設定がポンポン浮かぶんですよね。
しかも書いてみると予想以上に進むという(笑)
おびただしい数の計器類が壁に並び、そのうちのいくつかが淡い緑の光を放っている。
かろうじてあたりが見回せる程度には明るい部屋。
少女が目覚めたのは、そんな空間だった。
(…………)
少女は宙に浮かんでいた。おもむろに手を伸ばす。なにか硬いものに触れる。
周囲を見回して、少女は自分が円柱形の生体ポッドのようなものの中にいることを理解した。
ポッドの中は培養液のようなもので満たされており、少女はそこに浮かんでいるのだった。
(ここ…どこ…?)
ポッドのガラス面を軽く叩いてみる。すると、緑の光を放っていた計器類のうち幾つかが赤く点滅を始めた。
アラームが鳴っている。ポッドの底面、外部とつながった排水溝が開き、ゴボゴボと音を立てながら培養液が排出されてゆく。
その様子を、少女は怯えたようすで眺めているしかなかった。
排水が終わると、ガラスの壁面が上にせりあがった。少女は恐る恐る足を踏み出す。
生ぬるい風が、その身に何も纏っていない少女の幼い肢体を撫でる。ブロンドの長髪が揺れる。
「ひゃっ」
身体を駆け巡る何とも言えぬ気持ち悪さは一瞬だけで、適温だとわかった部屋の中を少女は歩く。少女の歩くぺたりぺたりという音だけが響く。
どうやら、なにかの実験室のようだった。用途の分からないコードがいくつも床を這いまわり、なにも映さない巨大なディスプレイがいくつも並んでいる。研究室のような設備も兼ね備えているらしい。
しばらく歩き回り、少女はようやく扉を見つけた。自動式らしいスライドドア。
動力は生きているようで、重厚な金属製の扉の表面には白い光の線がいくつも走っていた。
「……っ」
少女は一瞬ためらったものの、気を取り直した。唾を飲み込む。扉に手を伸ばす。
その手が扉に触れた瞬間、重く機械の駆動音が響いた。錆びた歯車を回すような音と共に、扉が左右に開いていく。
少女は光に包まれた。
こんな感じで。
これ一応、二次創作です。元ネタ何かわかるかな?
こいつの続きはもう浮かんでいます。
皮肉にも、レポートを書き始めると今まで悩んでも出てこなかった設定がポンポン浮かぶんですよね。
しかも書いてみると予想以上に進むという(笑)
博麗霊夢は夜を行く。
幻想郷はここ数日、原因不明の紅い霧に覆われていた。深い霧によって太陽光が遮られ、辺りには妖気が充満しており、空にはただ紅い月が輝いていた。
このままでは作物の生育に影響が出るし、妖怪の活動が活発になって危険である。そう判断した霊夢は、自らに課せられた、幻想郷のバランサーたる博麗の巫女としての役割を果たすべく、自らの超感覚の導く方へと飛ぶのであった。
「夜の散歩も良いものね」
「ほんとにねぇ」
霊夢はひとり言に返った返事の主を見やる。
流れるようなセミロングの金髪に黒一色の布地のワンピース、聖者の十字架を変形させた漆黒の大剣。
幻想郷有数の実力者であり、博霊神社周辺部の森を統べる大妖怪、ルーミアであった。
「でもお化けが多くて困るわ~」
「妖怪が何言ってんだか」
「妖怪でも散歩にお化けはいらないわ」
「あそ。じゃ、私もう行くから」
霊夢がそういって飛び去ろうとすると、漆黒の弾丸が霊夢の頬をかすめた。霊夢は眼を丸くした。
「あら、この私がまさか貴女をただで通すとでも?」
「あー幸先悪いわね」
「さあ、ディナーの時間よ」
ルーミアのギラつく紅い瞳を見て、霊夢は悟った。
今宵は長い夜になりそうだ。
==============================
博霊霊夢は避けていた。
眼前の妖怪、EXルーミアが放つ弾幕をひたすら避けていた。
「避けられないほどでもないわね」
「あら、流石に博霊の巫女にはヌルゲーだったかしら」
涼しげな顔で回避を続ける霊夢を一瞥すると、EXルーミアは懐から一枚のカードを取り出し、掲げた。
「じゃあ一枚目、いくわよ」
「暴槍『暴王の流星(メルゼズ・ランス)』」
スペルを宣言したEXルーミアが右手で弓を引く仕草をすると、左手の先に漆黒の球体が現れた。
先月書いた「ルーミア魔改造×暴王の月」です
設定が固まり次第、このネタで書こうと思っております
弾幕の表現をどうやればいいか分からない(泣)
ZUN氏の言い回しムズすぎィ
幻想郷はここ数日、原因不明の紅い霧に覆われていた。深い霧によって太陽光が遮られ、辺りには妖気が充満しており、空にはただ紅い月が輝いていた。
このままでは作物の生育に影響が出るし、妖怪の活動が活発になって危険である。そう判断した霊夢は、自らに課せられた、幻想郷のバランサーたる博麗の巫女としての役割を果たすべく、自らの超感覚の導く方へと飛ぶのであった。
「夜の散歩も良いものね」
「ほんとにねぇ」
霊夢はひとり言に返った返事の主を見やる。
流れるようなセミロングの金髪に黒一色の布地のワンピース、聖者の十字架を変形させた漆黒の大剣。
幻想郷有数の実力者であり、博霊神社周辺部の森を統べる大妖怪、ルーミアであった。
「でもお化けが多くて困るわ~」
「妖怪が何言ってんだか」
「妖怪でも散歩にお化けはいらないわ」
「あそ。じゃ、私もう行くから」
霊夢がそういって飛び去ろうとすると、漆黒の弾丸が霊夢の頬をかすめた。霊夢は眼を丸くした。
「あら、この私がまさか貴女をただで通すとでも?」
「あー幸先悪いわね」
「さあ、ディナーの時間よ」
ルーミアのギラつく紅い瞳を見て、霊夢は悟った。
今宵は長い夜になりそうだ。
==============================
博霊霊夢は避けていた。
眼前の妖怪、EXルーミアが放つ弾幕をひたすら避けていた。
「避けられないほどでもないわね」
「あら、流石に博霊の巫女にはヌルゲーだったかしら」
涼しげな顔で回避を続ける霊夢を一瞥すると、EXルーミアは懐から一枚のカードを取り出し、掲げた。
「じゃあ一枚目、いくわよ」
「暴槍『暴王の流星(メルゼズ・ランス)』」
スペルを宣言したEXルーミアが右手で弓を引く仕草をすると、左手の先に漆黒の球体が現れた。
先月書いた「ルーミア魔改造×暴王の月」です
設定が固まり次第、このネタで書こうと思っております
弾幕の表現をどうやればいいか分からない(泣)
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