今のところ、ただの自由帳 たまに二次小説とか書くかも
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博麗霊夢は夜を行く。
幻想郷はここ数日、原因不明の紅い霧に覆われていた。深い霧によって太陽光が遮られ、辺りには妖気が充満しており、空にはただ紅い月が輝いていた。
このままでは作物の生育に影響が出るし、妖怪の活動が活発になって危険である。そう判断した霊夢は、自らに課せられた、幻想郷のバランサーたる博麗の巫女としての役割を果たすべく、自らの超感覚の導く方へと飛ぶのであった。
「夜の散歩も良いものね」
「ほんとにねぇ」
霊夢はひとり言に返った返事の主を見やる。
流れるようなセミロングの金髪に黒一色の布地のワンピース、聖者の十字架を変形させた漆黒の大剣。
幻想郷有数の実力者であり、博霊神社周辺部の森を統べる大妖怪、ルーミアであった。
「でもお化けが多くて困るわ~」
「妖怪が何言ってんだか」
「妖怪でも散歩にお化けはいらないわ」
「あそ。じゃ、私もう行くから」
霊夢がそういって飛び去ろうとすると、漆黒の弾丸が霊夢の頬をかすめた。霊夢は眼を丸くした。
「あら、この私がまさか貴女をただで通すとでも?」
「あー幸先悪いわね」
「さあ、ディナーの時間よ」
ルーミアのギラつく紅い瞳を見て、霊夢は悟った。
今宵は長い夜になりそうだ。
==============================
博霊霊夢は避けていた。
眼前の妖怪、EXルーミアが放つ弾幕をひたすら避けていた。
「避けられないほどでもないわね」
「あら、流石に博霊の巫女にはヌルゲーだったかしら」
涼しげな顔で回避を続ける霊夢を一瞥すると、EXルーミアは懐から一枚のカードを取り出し、掲げた。
「じゃあ一枚目、いくわよ」
「暴槍『暴王の流星(メルゼズ・ランス)』」
スペルを宣言したEXルーミアが右手で弓を引く仕草をすると、左手の先に漆黒の球体が現れた。
先月書いた「ルーミア魔改造×暴王の月」です
設定が固まり次第、このネタで書こうと思っております
弾幕の表現をどうやればいいか分からない(泣)
ZUN氏の言い回しムズすぎィ
幻想郷はここ数日、原因不明の紅い霧に覆われていた。深い霧によって太陽光が遮られ、辺りには妖気が充満しており、空にはただ紅い月が輝いていた。
このままでは作物の生育に影響が出るし、妖怪の活動が活発になって危険である。そう判断した霊夢は、自らに課せられた、幻想郷のバランサーたる博麗の巫女としての役割を果たすべく、自らの超感覚の導く方へと飛ぶのであった。
「夜の散歩も良いものね」
「ほんとにねぇ」
霊夢はひとり言に返った返事の主を見やる。
流れるようなセミロングの金髪に黒一色の布地のワンピース、聖者の十字架を変形させた漆黒の大剣。
幻想郷有数の実力者であり、博霊神社周辺部の森を統べる大妖怪、ルーミアであった。
「でもお化けが多くて困るわ~」
「妖怪が何言ってんだか」
「妖怪でも散歩にお化けはいらないわ」
「あそ。じゃ、私もう行くから」
霊夢がそういって飛び去ろうとすると、漆黒の弾丸が霊夢の頬をかすめた。霊夢は眼を丸くした。
「あら、この私がまさか貴女をただで通すとでも?」
「あー幸先悪いわね」
「さあ、ディナーの時間よ」
ルーミアのギラつく紅い瞳を見て、霊夢は悟った。
今宵は長い夜になりそうだ。
==============================
博霊霊夢は避けていた。
眼前の妖怪、EXルーミアが放つ弾幕をひたすら避けていた。
「避けられないほどでもないわね」
「あら、流石に博霊の巫女にはヌルゲーだったかしら」
涼しげな顔で回避を続ける霊夢を一瞥すると、EXルーミアは懐から一枚のカードを取り出し、掲げた。
「じゃあ一枚目、いくわよ」
「暴槍『暴王の流星(メルゼズ・ランス)』」
スペルを宣言したEXルーミアが右手で弓を引く仕草をすると、左手の先に漆黒の球体が現れた。
先月書いた「ルーミア魔改造×暴王の月」です
設定が固まり次第、このネタで書こうと思っております
弾幕の表現をどうやればいいか分からない(泣)
ZUN氏の言い回しムズすぎィ
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東方の二次創作小説を書きたいだのなんだの言ってきましたけど
ぶっちゃけ原作は紅魔、妖々、永夜、風神、緋想天くらいしか製品版やってないし
書籍資料も「求聞史紀」「求聞口授」「グリモワールオブマリサ」「茨華仙」「儚月抄(マンガ)」しか持ってない
香霖堂くらいは読んどくべきかな…?
でも、少しの資料で書いてはる先達さんもたくさんいるんだよな
どうしよう
悩みどころだにゃあ
追記:そうだ、とにかく求聞史紀と求聞口授をもっかい読み直そう!
ぶっちゃけ原作は紅魔、妖々、永夜、風神、緋想天くらいしか製品版やってないし
書籍資料も「求聞史紀」「求聞口授」「グリモワールオブマリサ」「茨華仙」「儚月抄(マンガ)」しか持ってない
香霖堂くらいは読んどくべきかな…?
でも、少しの資料で書いてはる先達さんもたくさんいるんだよな
どうしよう
悩みどころだにゃあ
追記:そうだ、とにかく求聞史紀と求聞口授をもっかい読み直そう!
ようやっと書き上げたけど
なんか気持ち悪いね
無理にかっこよくしようとして失敗した感じだね
残念です
犬神、狒々、青鷺火の影の薄さが尋常じゃない
まあ原作桃太郎でもこんなもんだし、別にいいよね
これのコンセプトって、小説じゃなくて昔話風に書くことだから
ちなみに、わかってるとは思いますが
犬神=犬
狒々=猿
青鷺火=雉
です
それぞれ適当に妖怪化しました
各妖怪の詳しい説明はググってね
なんか気持ち悪いね
無理にかっこよくしようとして失敗した感じだね
残念です
犬神、狒々、青鷺火の影の薄さが尋常じゃない
まあ原作桃太郎でもこんなもんだし、別にいいよね
これのコンセプトって、小説じゃなくて昔話風に書くことだから
ちなみに、わかってるとは思いますが
犬神=犬
狒々=猿
青鷺火=雉
です
それぞれ適当に妖怪化しました
各妖怪の詳しい説明はググってね
見張りの鬼を倒した桃太郎一行は、いよいよ鬼の本拠地に侵入しました。
突如として現れた侵入者に鬼たちは驚きましたが、妖精と妖怪ごときに何ができる、と一斉に襲い掛かってきます。
しかし、桃太郎たちは、おばあさんの能力が込められたきび団子を食べて強くなっているのです。
犬神が食い千切り、狒々が殴り飛ばし引き裂き、青鷺火が燃やし尽くします。
桃太郎は、ばっさばっさと鬼を切り倒してゆきます。
すると、奥の方からひときわ強力な妖気を纏う鬼が姿をあらわします。妖怪の山の頭領です。
「お頭~助けてくだせえ~」
「妖精妖怪の分際で、なかなかやるじゃねーか。久々に血がたぎるぜ!」
頭領はバトルマニアなのでした。頭領は笑みを浮かべると、鉄の棍棒を取り出しました。
桃太郎と頭領の一騎打ちは長引きました。桃太郎の「断ち切る程度の能力」が、頭領の「耐える程度の能力」で相殺されてしまって通じないのです。二人は何十合も打ち合いました。
しかし、決着は訪れます。桃太郎の放った一撃が、頭領の不意をついて胴体を真っ二つにしたのです。
桃太郎の体は、鬼たちの返り血で真っ赤に染まっていました。
仲間たちも、あらかた鬼を倒して桃太郎のもとに集まってきました。
「さあ、観念しろ鬼め!」
桃太郎が頭領に刀を突きつけて言います。
「もう抵抗はしないさ。殺すがいい。だがな」
「?」
「この状況を見てみろよ。お前たちは鬼退治に来たというが、果たしてどちらが鬼なんだろうな?」
「っうるさい!」
桃太郎は頭領の首を落としました。そしてその首を持って帰ることにしました。
帰り道、桃太郎の頭からは頭領の言葉が離れませんでした。確かに村を襲っていたのは鬼、だけどその鬼をこうも簡単に殺してしまう自分は一体なんなのだろう。本当に自分はただの妖精なんだろうか。
そんな考えが、桃太郎の頭を支配していました。
村に到着すると、みんなが祝福してくれました。笑顔で感謝してくれる人々を見て、桃太郎は先ほどの考えを忘れて素直にうれしさを感じました。仲間たちとも別れて、桃太郎は日常生活へと戻るのでした。
しかし、しばらくすると桃太郎は居心地の悪さを感じるようになりました。なんだか、みんなに避けられているような感じがするのです。
そのころ村人たちは、桃太郎に畏れを感じ始めていました。鬼を倒した桃太郎は人間ではない、そんなうわさが広まっていました。
桃太郎は村での生活に限界を感じ、おじいさんとおばあさんを連れて村を出ることにしました。
桃太郎の向かう先には、あの妖怪の山がそびえ立っているのでした……
どっとはらい
突如として現れた侵入者に鬼たちは驚きましたが、妖精と妖怪ごときに何ができる、と一斉に襲い掛かってきます。
しかし、桃太郎たちは、おばあさんの能力が込められたきび団子を食べて強くなっているのです。
犬神が食い千切り、狒々が殴り飛ばし引き裂き、青鷺火が燃やし尽くします。
桃太郎は、ばっさばっさと鬼を切り倒してゆきます。
すると、奥の方からひときわ強力な妖気を纏う鬼が姿をあらわします。妖怪の山の頭領です。
「お頭~助けてくだせえ~」
「妖精妖怪の分際で、なかなかやるじゃねーか。久々に血がたぎるぜ!」
頭領はバトルマニアなのでした。頭領は笑みを浮かべると、鉄の棍棒を取り出しました。
桃太郎と頭領の一騎打ちは長引きました。桃太郎の「断ち切る程度の能力」が、頭領の「耐える程度の能力」で相殺されてしまって通じないのです。二人は何十合も打ち合いました。
しかし、決着は訪れます。桃太郎の放った一撃が、頭領の不意をついて胴体を真っ二つにしたのです。
桃太郎の体は、鬼たちの返り血で真っ赤に染まっていました。
仲間たちも、あらかた鬼を倒して桃太郎のもとに集まってきました。
「さあ、観念しろ鬼め!」
桃太郎が頭領に刀を突きつけて言います。
「もう抵抗はしないさ。殺すがいい。だがな」
「?」
「この状況を見てみろよ。お前たちは鬼退治に来たというが、果たしてどちらが鬼なんだろうな?」
「っうるさい!」
桃太郎は頭領の首を落としました。そしてその首を持って帰ることにしました。
帰り道、桃太郎の頭からは頭領の言葉が離れませんでした。確かに村を襲っていたのは鬼、だけどその鬼をこうも簡単に殺してしまう自分は一体なんなのだろう。本当に自分はただの妖精なんだろうか。
そんな考えが、桃太郎の頭を支配していました。
村に到着すると、みんなが祝福してくれました。笑顔で感謝してくれる人々を見て、桃太郎は先ほどの考えを忘れて素直にうれしさを感じました。仲間たちとも別れて、桃太郎は日常生活へと戻るのでした。
しかし、しばらくすると桃太郎は居心地の悪さを感じるようになりました。なんだか、みんなに避けられているような感じがするのです。
そのころ村人たちは、桃太郎に畏れを感じ始めていました。鬼を倒した桃太郎は人間ではない、そんなうわさが広まっていました。
桃太郎は村での生活に限界を感じ、おじいさんとおばあさんを連れて村を出ることにしました。
桃太郎の向かう先には、あの妖怪の山がそびえ立っているのでした……
どっとはらい
鬼ヶ島に向かう道中、桃太郎は一匹の犬神に出会いました。
「おい、そこの犬神」
「ん?お前は○○村の桃太郎じゃないか。何の用だ」
「今から鬼退治に行くんだけど、一緒に来てくれないか?」
「そうだな、お前の腰につけた団子をくれるなら行ってやってもいいぞ」
こうして犬神が仲間になりました。
ぐんぐん歩いていくと、今度は狒々に出会います。
「おい、そこの狒々」
「ああ、言わなくていい。分かるぞ、鬼退治に行くんだな?」
「そうだ、一緒に来てくれないか?」
「鬼どもが暴れちゃ、ワシの獲物が減るからな。行ってやろう」
こうして狒々が仲間になりました。
「おい、そのきび団子ワシにも寄越せ」
さらに歩いていくと、今度は青鷺火に出会いました。
「おーい、サギのじいさん!」
「おお桃太郎かい。退治屋が妖怪引き連れてどうしたんじゃ」
「今から鬼退治に行くんだけど、一緒に来てくれないかと思ってね」
「ほっほ、ワシなんぞで良ければ喜んで行くぞ」
こうして、青鷺火も仲間になりました。
「ああ、ワシも団子もらえるかね?」
やがて一行は、妖怪の山に到着しました。
山を登っていくと、見張りの鬼が桃太郎たちを睨んでいました。
「なんだてめえら、見かけない顔だな。何しに来た?」
「村を襲うお前たちを、成敗しにきたんだ!」
すると見張りの鬼は大笑いしました。
「はっ!妖精のくせに人間の味方気取りか?笑わせんな!ここでぶっ殺してやる!」
見張りの鬼がぐわっと躍りかかってきます。
しかし桃太郎は慌てず、刀を抜いて静かに振り下ろすのでした。
一閃。
次の瞬間、鬼は真っ二つになっていました。「断ち切る程度の能力」です。
犬神、狒々、青鷺火は自分たちの必要性に疑問を持たざるを得ませんでした。
「おい、そこの犬神」
「ん?お前は○○村の桃太郎じゃないか。何の用だ」
「今から鬼退治に行くんだけど、一緒に来てくれないか?」
「そうだな、お前の腰につけた団子をくれるなら行ってやってもいいぞ」
こうして犬神が仲間になりました。
ぐんぐん歩いていくと、今度は狒々に出会います。
「おい、そこの狒々」
「ああ、言わなくていい。分かるぞ、鬼退治に行くんだな?」
「そうだ、一緒に来てくれないか?」
「鬼どもが暴れちゃ、ワシの獲物が減るからな。行ってやろう」
こうして狒々が仲間になりました。
「おい、そのきび団子ワシにも寄越せ」
さらに歩いていくと、今度は青鷺火に出会いました。
「おーい、サギのじいさん!」
「おお桃太郎かい。退治屋が妖怪引き連れてどうしたんじゃ」
「今から鬼退治に行くんだけど、一緒に来てくれないかと思ってね」
「ほっほ、ワシなんぞで良ければ喜んで行くぞ」
こうして、青鷺火も仲間になりました。
「ああ、ワシも団子もらえるかね?」
やがて一行は、妖怪の山に到着しました。
山を登っていくと、見張りの鬼が桃太郎たちを睨んでいました。
「なんだてめえら、見かけない顔だな。何しに来た?」
「村を襲うお前たちを、成敗しにきたんだ!」
すると見張りの鬼は大笑いしました。
「はっ!妖精のくせに人間の味方気取りか?笑わせんな!ここでぶっ殺してやる!」
見張りの鬼がぐわっと躍りかかってきます。
しかし桃太郎は慌てず、刀を抜いて静かに振り下ろすのでした。
一閃。
次の瞬間、鬼は真っ二つになっていました。「断ち切る程度の能力」です。
犬神、狒々、青鷺火は自分たちの必要性に疑問を持たざるを得ませんでした。
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